こんにちは、管藤です!
1週空いてしまいましたが、研修内容報告です。
今回の内容は、
① 「テスト仕様書」を作成しそれをもとにテストを実施
② 「多言語対応」
についてです。
①テスト仕様書
まず、「テスト仕様書」は、システムやソフトウェアが要件通りに機能するかテストするポイントをまとめたドキュメントで、チェックシートのようなものです。
仕様書に従って、実際にソフトウェアを動かしながら一つ一つテストをしていきます。
フォーマットは様々なようですが、私は今回このようなものを作成しました。
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今回作成したテスト仕様書 Excelで作成しました |
テスト項目は、要求されている機能について一つ一つ漏れなく、様々な条件・パターンでテストするように洗い出します。
たとえば、
・各画面に表示される文字列の正確さ
・ボタンを押したときの挙動
・テキストボックスに入力した値が正しい場合、間違っている場合の挙動
・テキストボックスに何も入力していない場合の挙動
・データベースに接続出来た場合、出来なかった場合の挙動
・ログインする権限による固有の挙動
・アラートやモーダルの挙動
などなど・・・
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テスト項目の例 |
今回の私のシステムでは、テスト項目は340項目ほどとなりました👀
実際のシステムでは、もっとケタ違いの数になるそうです。
今回特に感じたのは、例に倣ってシステマチックにテストを作成するだけではなく、実際のユーザーがどのような機能を求め、どのような操作をするのかという想定がかなり必要ということでした。
このシステムは自分が仕様を考えて作ったものなので、ある程度の想定が出来ましたが、実際の業務ではそうはいきません。
お客様やユーザーと双方向なやり取りが必要で、ここがプログラマーの求人でよく見かける「コミュニケーションを重要視する」という点に繋がるのですね・・・?!
②多言語対応
続いては、多言語対応です。
その名の通り日本語以外の言語に対応する作業で、HTMLページを全て書き直すようなイメージを持っていたのですが・・・
そのようなことはなく、ページに埋め込む文字を別のファイルで用意して、そのファイルの別の言語版を作成するだけです。
しかも、言語を問わず同じURLへのアクセスで、ブラウザの設定に基づき自動で対応する言語で表示されます。
なんて便利な。
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日本語の言語ファイル |
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英語の言語ファイル |
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日本語版のページ |
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英語版のページ |
今回は英語版のページを用意しましたが、このように言語の置き換えが出来れば、他の言語でも簡単に対応が出来ます。
(言語の置き換え=翻訳が一番苦労するのですが・・・)
今のご時世、多言語対応は必須事項かと思いますので、技術を身につけておくことはとても重要だと感じました。
長くなりましたが、また次回もよろしくお願いいたします!